2011年03月25日

「起承転結」が足りない。


文章を書く仕事をしてきて、
「起承転結」というものを他の人以上に意識するようになった。
「こういうことがあって」「それはこういうことなんだけど」「実はこうなので」「これが言いたい」
こうやってまとめると、文章もスピーチもうまくまとまるということ。

何が言いたいかと言うと、この間、東京に行ってきたときにその「起承転結」が足りない
……ということを強く感じたのだ。

計画停電、そして放射線物質汚染の影響で、
都内の空気はまったく活気がない。当たり前だけど。
いまはまだ非常事態であり、節電や冷静な行動に努めようという意識があるのだけど、
では、それをいつまでやればいいのか、その見通しが全くついていないからだ。

原発がこんなことになっていて、電気が足りないのは当然だ。
だけど、代わりの電気を調達するのにどういう方策があるのか、
それにはどのような期間が必要があるのか。それを伝える必要があるし、実際には欠けているように感じた。

短期的な対策に追われていることは間違いない。
だけど、短期的なことだけを説明していても、いつまで我慢できるのか。
その説明が足りないのではないかと思った。

冒頭の「起承転結」の話だが、
電気についていえば、理想的な起承転結はこういうことだと考える。

起 地震が起きて、電気が足りなくなった
承 その影響で、いま計画停電をして、節電をお願いしている
転 でも、こういう対策を考えている
結 だから、(ある程度の見通ししかいえないけれど)ひとまずこのくらいまで我慢してくださいね

こうならなくちゃ安心できないし、協力するにも我慢の限界が出てくる。
しかし、現状はこんな感じになっているように思える。

起 地震が起きた
承 その影響で、原発が大変
転 電気足りない
結 だから、協力してくださいね

もしくは

転と結が
原発対策のほう……。

転 今日は原発はこんな状況
結 大丈夫です!

になっているかもしれない。
原発は大変だ。その対策に当たっている皆さんにはがんばってくださいとしか言いようがない。

でも、そっちの情報だけを毎日流しているだけでは、
活気の取り戻しようがないと思う。

ひとまず、どういう電力供給回復の手段を考えているかだけでも情報公開してほしい。
それと、普段しゃべることに慣れてない、会見でお話しされているみなさまには、
ぜひ「起承転結」を意識してがんばっていただきたい。

ま、実際やってみるとなかなか難しい話ではあるのだが。
posted by 梶原もじゃ at 08:38| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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